2007年07月04日
でたっ!夏場のウマイごはんのコツ!
夏場のウマイごはんのコツ!
『冷たいお水にアリ~~!』
~まずは準備編~
■朝又はお出かけ前に米を研ぎ内釜に入れて水を張ります。
そして、そのまま冷蔵庫へ・・・ んっ、冷蔵庫?
お米は、搗精「精米」が上質で亀裂や・割れて
いない米ほど吸水に時間がかかっちゃうんです!
夏場で30分で約7~8割、2~3時間でほぼ
100%飽和状態になります。
冷たい水で100%吸水させると、
早炊きしても粘り、艶のあるご飯に炊きあがります。
~いよいよ30分でウマ~イご飯!編~
■帰宅したら・・・
食事の30分前に高速炊飯「早炊き」
スイッチオ~ンッ♪
(高速炊飯ならすぐ炊ける)
・炊き上がったら、
飯切り(ご飯の上下をかき混ぜ)あと5分・・!
食事の支度を始めてから30分で炊きたての
ウマ~イご飯の炊き上がり!
(冷蔵庫にスペースが無い場合はペットボトルに冷やした水を使ってね・・・)
「朝食のご飯なら、寝る前に冷蔵庫へ、
冷蔵庫なら半日位は大丈夫」
☆なぜ、冷たい水なの?
例えば水温5度「真冬の冷たさ」のお水と
15度、25度のお水を使い吸水させ、
吸水量の増加速度を実験すると・・・
→ 25度は急速に水を吸い込み60分でほぼ飽和状態、
15度で90分、5度では120分必要とします。
ところが、同じ量を吸い込んでも吸水されたお米の状態が違うのです。
冷たい水でゆっくりと吸水されたお米は、
米の組織の隅々にまで行き渡り、
良質の粘りが強くなり硬さが減少するのです。
しかも保存性も良くなり、劣化速度が遅くなるのです。
とにかく、温い水での炊飯は禁物です・・・
ならば、ペットボトルなどで水を冷やしておき、
炊き水として使って頂くのも一つの方法ですし、
又 冷蔵庫にスペースがあれば内釜ごと冷蔵庫に入れて
吸水させるのも一つの方法です。
「その場合、冷蔵庫からだして釜底に汗をかいていたら、釜にセットする前に拭いて下さい」
これだけで、美味しさワンランク・アップです。
☆どの位の時間まで吸水させても大丈夫なのか?
だいたいのお米は3時間で完全に飽和状態になりそれ以上は吸水しません、
但し約半日(12時間)以上吸水させると・・・
お米の旨みや、でんぷん質が水に溶解して
「ベチャッ」っとしたご飯になってしまいます。
又、夏場は特に水が腐敗しやすいのでお出掛けして、帰ってきたらスグに炊きたい時は、
お出掛け前に冷蔵庫に入れて置くことをお勧めします。
2007年06月21日
おめでたい日には何故「お赤飯」?
「お赤飯」は文字通り、赤い色をしたご飯のことで「セキハン」や「アカマンマ」あるいは、なまって「オコマンマ」などと呼ばれています。
今回は「お赤飯」のお話です。
【そもそも「お赤飯」とは?】
現在では、もち米に小豆やささげなど(地方によっては金時豆)と、その煮汁を混ぜて蒸し、赤い色を出しますが昔は「赤米」と呼ばれる赤いお米を使って作ったので、色が赤かったのです。
この「赤米」と言うのは、我が国が稲作を始めた頃に栽培していた原始的なお米の品種で東南アジア原産です。今では、わずかに琉球列島、九州や四国の南部地方で栽培されています。
【貴重だからこそ、お祝いなどに作る】
「赤米」は、きわめて古い品種で貴重なために遠い先祖を祭って祝う日などに使い、先祖の霊に供えると言う習わしがありました。ところが、次第に「赤米」を栽培しなくなり、「赤米」の代わりに「小豆」などで色付けした“赤いご飯”を作り、そえを供えるようになりました。そして今では、先祖の供養だけではなく、誕生祝いや七五三、入学祝い、卒業祝い、成人式や結婚式などには必ず「お赤飯」で御祝いするようになりました。
・・・ちなみに、江戸時代には、祝い事の「お赤飯」に対して、葬礼のときに、白い「強飯(こわめし)」を用いました。・・・
東南アジアでは、今でも「赤米」が栽培されています。太平洋戦争当時、日本軍の兵士達は、その「赤米」を炊いて、母国「日本のお赤飯」を偲んだと言うことです。
現在では炊飯器でも「お赤飯」が炊けますが、面倒でも蒸し器を使って「お赤飯」を蒸かしてみてはいかがですか?
今回は「お赤飯」のお話です。
【そもそも「お赤飯」とは?】
現在では、もち米に小豆やささげなど(地方によっては金時豆)と、その煮汁を混ぜて蒸し、赤い色を出しますが昔は「赤米」と呼ばれる赤いお米を使って作ったので、色が赤かったのです。
この「赤米」と言うのは、我が国が稲作を始めた頃に栽培していた原始的なお米の品種で東南アジア原産です。今では、わずかに琉球列島、九州や四国の南部地方で栽培されています。
【貴重だからこそ、お祝いなどに作る】
「赤米」は、きわめて古い品種で貴重なために遠い先祖を祭って祝う日などに使い、先祖の霊に供えると言う習わしがありました。ところが、次第に「赤米」を栽培しなくなり、「赤米」の代わりに「小豆」などで色付けした“赤いご飯”を作り、そえを供えるようになりました。そして今では、先祖の供養だけではなく、誕生祝いや七五三、入学祝い、卒業祝い、成人式や結婚式などには必ず「お赤飯」で御祝いするようになりました。
・・・ちなみに、江戸時代には、祝い事の「お赤飯」に対して、葬礼のときに、白い「強飯(こわめし)」を用いました。・・・
東南アジアでは、今でも「赤米」が栽培されています。太平洋戦争当時、日本軍の兵士達は、その「赤米」を炊いて、母国「日本のお赤飯」を偲んだと言うことです。
現在では炊飯器でも「お赤飯」が炊けますが、面倒でも蒸し器を使って「お赤飯」を蒸かしてみてはいかがですか?
2007年06月21日
ご飯1杯に含まれる栄養素
ご飯には、糖質の他にも様々な栄養素が含まれています。
しかも脂質はパンよりも少なく、食事の栄養バランスも取りやすい優れた食品なのです。
【ご飯は重要なエネルギー源】
ご飯の主成分「炭水化物」に含まれる「糖質」は、パンや麺類よりも低カロリーのうえ「脂質」などよりも早く体内でエネルギーに変わります。
また意外にも、ご飯1杯には牛乳コップ半分もの「タンパク質」が含まれています。「タンパク質」は血液や筋肉、細胞などの身体の基本を作る重要な栄養素。とくに成長期の子供には必要とされているので、おかずとともにご飯もしっかり食べることが大切です。
その他にも動脈硬化を防ぐとされている「マグネシウム」や「亜鉛」といったミネラル。老化防止の「ビタミンE」など、様々な栄養素が含まれています。
【ご飯は優等生】
ご飯自体、優れた栄養素が含まれていることは上記の通りですが、ご飯の優秀なところは、自分に足りない「リジン」を味噌汁に含まれる大豆の「タンパク質」で補うといったように、他の食品と組み合わせて栄養のバランスを自由自在に摂ることができる、と言う点にあるといえます。とくに健康に良いとされる食品とご飯は相性が良いようです。
たとえば、魚や肉、卵などの「動物性タンパク質」はもちろん、豆腐や納豆などの「植物性タンパク質」、「ビタミンA」を含む緑黄色野菜、小魚や海草に含まれる「カルシウム」もご飯にはピッタリです。ご飯を主食にした食事は、まさに“理想的食生活”だと言えるでしょう。
「日本人に生まれて良かった」と思えるのではないでしょうか。ご飯食の歴史を作り出してくれた御先祖様に感謝です。
2007年06月21日
ご飯の炊き方
電気炊飯器がこの世に生まれて早30年以上。各メーカーの性能も目を見張るものがあります。
しかし、ご飯を美味しく炊くには全自動ではない限り、人間の手にかかってくるのです。
今回は私共の炊き方を紹介させていただきます。
①研ぎ
予め炊くお米の3倍ほどの水をボールなどに用意して、一気にお米を浸し、すぐ流します。この時点でゆっくり水に浸してはいけません。乾燥したお米は水気を吸いやすいのでヌカ臭くなってしまいます。
そして研ぎますが、昔のように手の平で押し付けるような研ぎ方はしません。指を立ててかき回すように洗います。お米の乾燥方法や精米技術が進歩しているので、強く研ぐとお米が割れる恐れがあります。 数回、研ぎ洗いします。
②水加減
炊飯器のめもりでも良いのですが、基本は炊く米の2割増。新米は1割増。古米は3割増。
季節も重要です。夏は少なめ、冬は多めにします。
水量を合わせたら、夏は30分、冬は1時間程、浸水します。
我が家は2時間くらいします!
③スイッチ・オン
ここでポイント! 水を冷します。冷蔵庫の氷を2粒ほど入れてください。温度差が大きいほど美味しく炊けます。照りが欲しい時は日本酒や米油などを小さじ1杯ほど入れてください。
④炊き上がり
すぐに食べずに、まず天地返し。再びフタを閉めて5分ほど待ちます。
⑤いただきます
美味しくいただきましょう!いい~においが湯気とともにしてきますね!
「今更、ご飯の炊き方?」と言われそうですが、是非、基本に戻って一度お試しください。