2007年06月21日

おめでたい日には何故「お赤飯」?

 「お赤飯」は文字通り、赤い色をしたご飯のことで「セキハン」や「アカマンマ」あるいは、なまって「オコマンマ」などと呼ばれています。
 今回は「お赤飯」のお話です。


【そもそも「お赤飯」とは?】

 現在では、もち米に小豆やささげなど(地方によっては金時豆)と、その煮汁を混ぜて蒸し、赤い色を出しますが昔は「赤米」と呼ばれる赤いお米を使って作ったので、色が赤かったのです。
この「赤米」と言うのは、我が国が稲作を始めた頃に栽培していた原始的なお米の品種で東南アジア原産です。今では、わずかに琉球列島、九州や四国の南部地方で栽培されています。


【貴重だからこそ、お祝いなどに作る】

 「赤米」は、きわめて古い品種で貴重なために遠い先祖を祭って祝う日などに使い、先祖の霊に供えると言う習わしがありました。ところが、次第に「赤米」を栽培しなくなり、「赤米」の代わりに「小豆」などで色付けした“赤いご飯”を作り、そえを供えるようになりました。そして今では、先祖の供養だけではなく、誕生祝いや七五三、入学祝い、卒業祝い、成人式や結婚式などには必ず「お赤飯」で御祝いするようになりました。

・・・ちなみに、江戸時代には、祝い事の「お赤飯」に対して、葬礼のときに、白い「強飯(こわめし)」を用いました。・・・


 東南アジアでは、今でも「赤米」が栽培されています。太平洋戦争当時、日本軍の兵士達は、その「赤米」を炊いて、母国「日本のお赤飯」を偲んだと言うことです。

 現在では炊飯器でも「お赤飯」が炊けますが、面倒でも蒸し器を使って「お赤飯」を蒸かしてみてはいかがですか?


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Posted by はっちゃん at 17:33│Comments(4)お米について。
この記事へのコメント
タケちゃん

すごいアクセスだね

しっかし、「おじいちゃん」!!

いい味だしてるなぁ~!!


うちも「優也」に勧めてみようかなぁ~!?
Posted by タカさん at 2007年06月21日 18:09
タカさん!<おじぃ正光です!
そうでしょう~~!(笑)
阪神キャップと思いきや、「男」マークですもんね(笑)
ずいぶん前の写真です!
Posted by はち at 2007年06月21日 18:37
ホント 昔はお祝い事といえば お赤飯だったなあ~って思い出しました。

結婚してから お赤飯炊いたことない(-_-;)
Posted by かなかな at 2007年06月22日 19:12
かなかなさん!<なんでも記念日作っちゃえばいいじゃない~!
自由ですよん!(笑)
行者米な夕ゴハンとかね!
Posted by はち! at 2007年06月22日 19:32
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